サザビーズってどんなオークションハウス?わかりやすく解説! | Artis

サザビーズってどんなオークションハウス?わかりやすく解説!

サザビーズってどんなオークションハウス?わかりやすく解説!
https://diamond.jp/articles/-/214679

「サザビーズ」は、世界2大オークションの一つとして著名なオークションハウスです。

アートオークション初心者でも、名称は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

サザビーズに参加する前に、どんなオークションハウスかを知っておくことが大切です。

今回は、サザビーズの特徴や起こった出来事のほか、参加方法などを解説します。

1.サザビーズというオークションハウスの3つの特徴

サザビーズの大きな特徴として挙げられるのが以下の3つです。

それぞれの特徴について詳しく解説します。

1-1.サザビーズのオークションハウスとしての歴史

サザビーズのオークションハウスとしての歴史

出典:サザビーズ
https://www.sothebys.com/en/about/our-history

サザビーズは世界で最も古いオークションハウスであり、その歴史は1744年まで遡ります。

ロンドンの実業家であるサミュエル・ベイカーが、ジョン・スタンレー卿所蔵の書物を数百冊出品してオークションを開催したことが始まりです。

創業当時は主に書籍を扱っていましたが、創業者であるベイカー亡き後は、古美術や版画など様々なアイテムが取引されるようになりました。

その後、1971年にオフィスを移転したことをきっかけに、オークションで多数の成功を収めるようになります。

ついには、高級ブランド店が軒を連ねるニューボンドストリートに本拠地を構え、取り扱う作品も絵画や装飾美術品に力を入れるようになりました。

1964年に入ると、アメリカで最も大きなオークション会社であった「Parke-Bernet社」を買収し、本拠地をニューヨークに移動させます。

この移転によりサザビーズはますます拡大し、現在では世界40ヶ国に80ものオフィスを構えるほどに成長しました。

1-2.世界2大オークションハウスの一つ

サザビーズは世界2大オークションハウスの一つとされています。

サザビーズと肩を並べるオークションハウスが「クリスティーズ」です。

クリスティーズもサザビーズと同様に歴史が古く、サザビーズ創業とほぼ同時期の1766年にロンドンで始まりました。

サザビーズが書籍からスタートした一方で、クリスティーズは、当初から伯爵家が所蔵していたコレクションの取引を行っています。

そのため、第二次世界大戦が始まる頃までは「アートオークション=クリスティーズ」といわれる時代が続きました。

戦後に入ると、サザビーズでも現代アートをはじめとする美術作品を多く取り扱いはじめたことにより、世界2大オークションハウスとして「サザビーズ」と「クリスティーズ」がアート界を牽引するようになります。

いずれにしても、18世紀から現代に至るまでの激動の時代に、貴重なアート作品を守り抜いてきたこれらのオークションハウスは、アート界における重要な存在です。

1-3.アートだけでなく車やワインなど幅広い取扱っている

アートオークションといえば、美術品やアーティスト作品などを取り扱うイメージを持つ方が多いと思います。

しかし、サザビーズではアートだけでなく車やワイン、不動産なども取引されています。

例えば、1本数百万円の値段がつくようなヴィンテージワインや一台数十億円の希少車など、驚くようなアイテムも売買されているのが特徴です。

また、サザビーズがスタートしたきっかけになった書籍も創業当初と同様に扱っています。

2.サザビーズで起きた有名な3つの出来事

サザビーズは、世界でも有数のオークションハウスであり、多くの方が関わっています。

そのため、記録に残るような大きな出来事も少なくありません。

続いては、サザビーズで起きた有名な出来事の中から3つをご紹介します。

2-1.バンクシーシュレッダー事件

バンクシーシュレッダー事件

出典:BBC NEWS Japan
https://www.bbc.com/japanese/58921680

バンクシーといえば、謎に包まれたアーティストとして世界中の人の注目を集めています。

2018年、彼の作品である「Girl with Balloon(少女と風船)」がサザビーズに出品され、100万ポンド(約1億5000万円)で落札されました。

しかし、落札直後、額縁に仕込まれていたシュレッダーで作品が裁断されるという前代未聞の出来事が「バンクシシューレッダー事件」です。

裁断された作品は、「Love is in the Bin(愛はゴミ箱の中に)」と改名され、新たな作品としてオークション会場の中で誕生しました。

多くのアートファンを驚かせた「Love is in the Bin(愛はゴミ箱の中に)」は、2021年に1600万ポンド(約25億円)」で落札されています。

この金額は、バンクシー作品の最高落札額になりました。

2-2.前澤友作がバスキアの作品を約123億円で購入

サザビーズ オークション

出典:バスキア・ライフ・イン・ジャパン|Jean‐Michel Basquiat’s life in Japan
https://basquiat-exhibition.tokyo/category7/entry16.html

アパレルブランドを中心に扱うファッション通販サイト「ZOZO TOWN」の創業者である前澤友作氏もサザビーズを利用しています。

中でも話題になったのが、2017年に彼が落札したバスキアの作品です。

落札価格は当初予想されていた6000万ドルを大幅に更新する1億1048万7500ドル(約123億円)でした。

アート好きで知られる前澤氏は、これまでも価値のあるものに対して惜しみなく資金を注いでいますが、このバスキアの作品が落札された価格は、バスキアの作品のみならず、アメリカ人アーティスト作品においても最高額となりました。

2-3.ダミアンハーストが自身で作品を出品

サザビーズ オークション

出典:サザビーズ
https://www.sothebys.com/en/auctions/ecatalogue/2008/damien-hirst-beautiful-inside-my-head-forever-evening-sale-l08027/lot.5.html?locale=ja

アートオークションでは、基本的に画廊を通してアート作品を出品します。

しかし、2008年に開かれたサザビーズのアートオークションでは、イギリス人アーティストである「ダミアンハースト」自身が画廊を通さずに出品したと話題になりました。

これはアート史上においても大変珍しい例であり、オークションの前に開催された展示会には2万人を超える来場者が集まったといわれています。

223点の作品が出品され、落札総額1億億1100ポンド(約211億円)に達しました。

3.サザビーズのオークション参加って一般人でもできるの?

サザビーズは歴史が深く格式高いイメージが先行するため、資金力のある人のみが参加できると考えている方も多いでしょう。
しかし、サザビーズは誰でも参加できるオークションです。

事前に申し込みを行えば、実際にオークション会場に入場することができます。

また、オークションの前には、「プレビュー」と呼ばれる作品を鑑賞できる機会が設けられており、普段見られないような一流の作品を間近で見られるチャンスです。

オークション会場に足を運べない場合は、インターネットのライブ中継でオークションの様子を閲覧できます。

3-1.サザビーズオークションの手数料

サザビーズオークションで作品の取引をする場合は手数料がかかります。

まず、出品者にかかる手数料は、落札価格の10%です。

例えば1億円で落札された場合の手数料は、1,000万円ということになります。

また、手数料に加えて送料や保険料、カタログ掲載料も必要になるため、合計すると落札価格の15%程度になるでしょう。

一方、落札した場合の手数料はオークションの開催場所によって異なります。

例えば、ニューヨークやロンドンで開催された場合の落札手数料は以下の通りです。

  • 落札価格40万ドル以下:落札価格の25%
  • 落札価格40万1ドル以上〜400万ドル:落札価格の20%
  • 落札価格400万1ドル以上:落札価格の13.9%

4.まとめ

今回は、世界的に歴史のあるオークションハウス「サザビーズ」について紹介しました。

「クリスティーズ」と並ぶ世界の2大オークションハウスといわれるだけあって、様々な作品が出品されています。

あわせて、世界中から注目を集めるような出来事も起こっているため、気になっている方も多いのではないかと思われます。

エントリーさえすれば誰でも参加できるので、本場のアートオークションをぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

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