キネは福岡県を拠点とするアーティストです。
キネは謎に包まれたアーティストで、どのような顔をした人物なのかも公表されていません。
上記の画像のような、凛とした眼差しの女性をメインで作品を描いています。
真っ直ぐな眼差しが女性の芯の強さを感じさせてくれますよね。
男女問わず多くの若者が、この媚びない女性が描かれた作品に惹かれており、キネの人気は年々高まってきています。
本記事ではミステリアスな「キネ」の基本的なプロフィールから代表作品、過去に開催した展示会について紹介します。
キネについて詳しく知りたい方はぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
キネ(KYNE)は福岡県を拠点とするアーティスト!|キネの人物像について解説!
本章ではキネの基本的プロフィールと経歴について紹介します。
【キネについて】
- キネの基本的プロフィール
- 日本画を学んだ大学生時代
- 2010年、凛とした眼差しを描く現在の作風が確立
- 高額な価格でアートがオークションで落札される
キネの基本的プロフィール
生まれ年 |
1988年 |
性別 |
男性 |
出身地 |
福岡県 |
キネは福岡県出身のアーティストで、福岡を拠点に活動するアーティストです。
高校時代はデザイン学科のある学校で油彩、彫刻、デザインなど幅広く学んでいます。
この頃は油彩画の上手い同級生を見て、自分には油彩画は向いていないと劣等感を感じたそうです。
しかし、その後に人物デッサンやストリートアートの面白さに目覚め、スプレー缶で人物画を描くようになりました。
日本画を学んだ大学時代
新しいことに取り組みたいという気持ちから、大学からは日本画を専攻します。
大学卒業後は学んだ日本画をストリートアートに汲み入れたいという思いから、アクリルを使って線画を描き始めます。
カラフルな個性溢れる作品が多いストリートアートの世界で、モノクロの人物画を描くのはとても挑戦的な試みですよね。
そんな彼の挑戦は成功し、モノクロの人物画で個性を出す人気アーティストとなりました。
2010年、凛とした眼差しを描く現在の作風が確立
凛とした眼差しの女性を描く現在の作風が確立したのは、2010年(平成22)からです。
2020年の個展「KYNE TOKYO 2」を記念して行われたインタビューでキネは、2010年までさまざまなことに挑戦してきたと回想しています。
「自分の中で別モノと捉えていた活動が重なって答えが出たような気がする」と答えていることから、2010年にキネ自身にアーティストとして新しい出会いがあったのかもしれませんね。
高額な価格でアートがオークションで落札される
2018年の11月に行われたSBIアートオークションで、キネの作品が500万円で落札されました。
それぞれの作品の落札価格は以下の表の通りです。
作品タイトル |
落札価格 |
Untitled |
約506万円 |
作品 |
約126万円 |
”STAY GOLD” LIMITED |
約120万円 |
とても高額な価格で落札されているのがわかりますよね。
また、オークション開始当時は予想落札価格は40万円から60万円でしたが実際は10倍以上の価格で落札されました。
このことから、キネの人気がとても高いことが分かります。
キネ(KYNE)の作品の特色について解説!
凛とした眼差しの美少女。
キネの作品に描かれている女性からはどれも芯の強さを感じます。
限られた色彩の中で、このようなエネルギーを感じられる女性を個性豊かに描ける点が彼の強みですよね。
SNSの発達によって、さまざまな人の声が耳に入りやすい現在。
そのような今だからこそ、芯の強さを感じる女性に対して憧れを抱く人は多いのではないでしょうか。
彼の作品が若者を中心に人気の理由は、作品中の女性に対して憧れを抱く方が多いからだと考えられます。
キネ(KYNE)のこれまでの活動は?過去の個展やイベントを紹介!
本章ではキネのこれまでの活動や過去の展示会について説明します。
彼のアーティストとしての経歴を詳しく知りたい方は必見の内容です。
【キネのこれまでの活動】
- 2017年福岡で展覧会「STAY GOLD MEGURU YAMAGUCHI × KYNE」を開催
- 2017年福岡にスタジオ兼ショップをオープン
- 2020年福岡美術館で「KYNE《Untitled》2020年」を開催
- 2022年福岡の新スペースcassetteで個展『KYNE FUKUOKA 2』を開催
- ミュージシャン「iri(イリ)」の新作ジャケットを担当
- Casa BRUTUS「カフェとロースター」の表紙になる
- 2021年アディダスとのコラボを実現
2017年福岡で展覧会「STAY GOLD MEGURU YAMAGUCHI × KYNE」を開催
2017年の5月、キネは地元の福岡県で山口歴との初のコラボ展示会「STAY GOLD MEGURU YAMAGUCHI × KYNE」を開催しました。
2017年までのキネの過去の作品と、山口歴(ヤマグチ メグル)とともに手がけたコラボレーション作品が公開されました。
山口歴は筆跡(ブラッシュストローク)という手法を用いて、「時代の表現に昇華する」ことを意識して作品を手がけるアーティストです。
女性を繊細に描くキネ(画像左)と力強さを感じる山口歴(画像右)の作品は一見、あまり共通点がないように思えますよね。
しかし、キネの芯を持った女性はSNSなどで他人の意見が耳に入ってきやすい現代だからこそ描ける作品です。
この視点で見ると、キネと山口歴の作品は今の時代だからこそ必要な作品なのかもしれません。
2017年福岡にスタジオ兼ショップ「ON AIR」をオープン
2017年に、キネは福岡県の人気イラストレーターNONCHELEEE(ノンチェリー)とともに、スタジオ兼ショップの「ON AIR」をオープンしました。
この「ON AIR」はラジオの収録スタジオとアトリエショップが併設されています。
キネとNONCHELEEE(ノンチェリー)が飲みの席で聞いた音楽が「ON AIR」をオープンするきっかけとなりました。
居酒屋で流れていた音楽のようなノリでラジオをしたいという話になりラジオスタジオを、たばこ店っぽくグッズを販売したいという思いからグッズ販売ショップを設立することになったそうです。
「ON AIR」の詳細は以下の表の通りです。
気になった方はぜひ、足を運んでみてくださいね。
住所 |
福岡県福岡市中央区薬院3-12-31 2F |
営業時間 |
不定(※Instagramを事前に要確認) |
定休日 |
不定 |
電話番号 |
非公開 |
Webサイト |
https://onair.kim/ |
|
https://www.instagram.com/onair_intl/ |
2020年福岡美術館で「KYNE《Untitled》2020年」を開催
2020年9月9日(水)〜2022年12月27日(火)の期間、福岡市美術館で「KYNE《Untitled》2020年」が開催されています。
コロナ禍で新しいものに挑戦したいという福岡市美術館とキネの気持ちが一致し、2階コレクション展示室の壁にキネがデザインした壁画が展示されています。
壁いっぱいに横たわっている女性は窓の外を見ているという設定で、作品のテーマは「公共性と自由」です。
「公共とは何か、自由とは何か」と女性は考えているのかもしれません。
2022年福岡の新スペースcassetteで個展『KYNE FUKUOKA 2』を開催
2022年9月29日(木)〜2022年11月6日(日)の期間、福岡の新スペースcassetteで個展『KYNE FUKUOKA 2』が開催されました。
cassette(カセット)は福岡に新しくオープンしたアートスペースです。
今後さまざまなアートイベントが開催される可能性があるため、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
cassette(カセット)公式ホームページはこちら |
https://cassette-f.jp/ |
ミュージシャン「iri(イリ)」の新作ジャケットを担当
2017年、キネはシンガーソングライター「iri(イリ)」の新作ジャケットをデザインしました。
収録されている曲はどれも消えてしまいそうな儚さを感じるものの、iri(イリ)の芯の通った声から力強いエネルギーを感じます。
繊細に芯の通った女性を描くキネとiri(イリ)の曲には、儚さの中に秘められた強さというものが隠されているのかもしれませんね。
Casa BRUTUS「カフェとロースター」の表紙になる
2018年、キネはCasa BRUTUS「カフェとロースター」4月号の表紙をデザインしました。
凛とした表情の女性とコーヒーの相性が抜群ですよね。
このCasa BRUTUS「カフェとロースター」の表紙を飾ったことをきっかけに、キネの知名度が大きく上がりました。
また、2022年4月号のCasa BRUTUS「カフェとロースター」の表紙もキネが手がけています。
今後もキネがCasa BRUTUS「カフェとロースター」の表紙をデザインする可能性はあるので、気になった方はこまめにチェックしてみてくださいね。
2021年アディダスとのコラボを実現
2021年の6月、アディダスとコラボしてキネはスニーカーとTシャツのデザインをしました。
スニーカーはアディダスの定番シリーズ「STAN SMITH」をベースにデザインされています。
イラストの爽やかな青と緑の色合いが、夏の始まりを感じさせてくれるデザインですよね。
また、Tシャツもスニーカーと同様に爽やかな色合いで夏に着たくなるようなデザインでした。
今後も有名ブランドとキネのコラボ商品が販売される可能性はあるので、興味のある方はこまめにチェックしてみてくださいね。
キネ(KYNE)の作品の価格は200万円から220万円前後
キネの作品の価格は200万円から220万円ほどです。
キネの作品は年々知名度と人気が上がってきているため価値が高くなっています。
こちらでも紹介した通り、キネの作品は高額な価格で落札されています。
ぜひ、キネの作品を購入したい方は近くの画廊や美術品買取専門店をチェックしてみてくださいね。
【まとめ】キネについて
本記事のまとめは以下の通りです。
【本記事のまとめ】
- キネは福岡を拠点に活動するアーティスト
- 凛とした眼差しの女性を描くスタイルが人気
- さまざまなコラボ活動、展示会を通して年々、人気が高くなっている
ぜひ、キネの作品を見たい方はイベント情報やコラボ情報などをこまめにチェックしてみてくださいね。