1955年アメリカのペンシルベニア州生まれ。10代の頃はサルバドール・ダリを崇拝し、ニューヨークのセント・レジス・ホテルまでダリに会いに行ったほどだった。 ポップカルチャーを主題とし、バルーン・アニマルのような鏡面処理を施したステンレス製の彫刻作品が特徴である。 現代美術史においてはシミュレーショニズム運動の代表的な作家として位置づけられている。
1985年、水を張った水槽に3個のバスケットボールを浮かべたものを作品として発表し、新しい頭脳派彫刻作家として注目される。同作品は1991年ニューヨーク近代美術館の永久所蔵作品となる。1994年より発表した「セレブレーション」シリーズにて一躍有名となった。2019年にニューヨークで開催されたクリスティーズオークションでは、「ラビット」が約100億円で落札され、当時の現存アーティスト最高落札額を記録した。