1948年東京生まれの写真家、現代美術作家、。大学卒業後、渡米しロサンゼルスのアート・センター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学ぶ。その後ニューヨークを拠点とする。「ポストモダン時代を経験したポストモダン以前のモダニスト」を自認しており、「写真には嘘をつかせない」ために明らかに人為的なジオラマや蝋人形を撮影したり、「陰翳礼讃」や「劇場」シリーズのように表象不可能な「時間」を撮影しようとする。
1976年、ニューヨーク近代美術館の写真部門に最初のシリーズである『ジオラマ』シリーズの1枚を持ち込み、これが評価されて買い上げられるという栄誉を得た。2009年に高松宮殿下記念世界文化賞、2010年に紫綬褒章、2013年にはフランス芸術文化勲章オフィシェを受章。2017年、文化功労者。 2021年放送の大河ドラマ『青天を衝け』では題字も手がけている。