1958年イギリスのロンドン生まれ。ゴールドスミス・カレッジ・オブ・アート卒業後、早くからイギリスのギャラリーで成功を収めた。ピクトグラムやアニメの表現を連想させるシンプルな描画と色彩表現で簡略化し、点と線といった最低限の要素で構成した作品を制作。日本美術にも造詣が深く、広重や歌麿などの浮世絵の収集家でもあり、作風への影響もよく知られている。
1980年代よりヨーロッパを中心としたアートシーンで頭角を現し、その作品はニューヨーク近代美術館、大英博物館、テート・モダン、ステデリック美術館など世界の主要な美術館に収蔵。日本では東京国立近代美術館、国立国際美術館などにコレクションされている。2020年、ロンドンで開催されたサザビーズオークションでは、「Study for Drop Out Nude」が約1億6000万円で落札された。