1928年アメリカのペンシルベニア州生まれ。本名はアンドリュー・ウォーホラ。銀髪のカツラをトレードマークとし、ロックバンドのプロデュースや映画制作なども手掛けたマルチ・アーティスト。ニューヨークで商業イラストレーターとして有名になり、経済的にも成功した後、純粋美術でもビジネスとして成功したいと考え、結果として大きな成功を収めた。1963年には、「ファクトリー」と呼ばれる巨大アトリエを創設し、広く開放した。
1962年、代表作となるキャンベルスープ缶ラベルをモチーフとした作品の個展を開催し、大量消費社会におけるアートの象徴となった。映画スターや著名人をモデルとした肖像画作品も手掛け、中でもマリリン・モンローの肖像画が代名詞となっている。2022年にニューヨークで開催されたクリスティーズオークションでは、1964年制作のシルクスクリーン作品が250億円で落札され、20世紀美術品として史上最高額を記録した。