今回はアートオークションについて日本と海外のオークションハウスを15選紹介します。
ぜひご参考ください。
1.アートオークションとは
アートオークションとは一度コレクターが所有した作品が競売によって再販売されることです。
出品されたアートを競り合い、より高額で入札した人が落札できます。
つまり「何が何でも欲しい人が2人いればどこまでも価格が上がる」という市場原理に基づいているのです。
2.アートオークション10選【日本】
さっそく日本の有名なアートオークションを10個紹介します!
- SBIアートオークション
- Shinwa Auction|シンワオークション
- 毎日オークション
- Mallet Japan
- ヤフオク!
- iART acution
- A.C.N. AUCTION
- エスト・ウェストオークションズ
- 日美アートオークション
- CBAアートオークション
2-1.SBIアートオークション
SBIアートオークションは現代アートを中心に絵画や写真、工芸などの競りを行うオークションハウスです。
日本や海外の若手作家から有名作家まで取り扱っているのが特徴です。
2-2.Shinwa Auction|シンワオークション
コンセプトに「作品の公開」と「価格の公開」を掲げ透明性の高い取引を行うShinwa Auction|シンワオークション。
西洋美術や近代美術、戦後美術などをメインに取り扱っており、漫画やワインなどの実物資産のオークションも行っています。
2-3.毎日オークション
年に30回以上のオークションを開催する国内有数のオークションハウス「毎日オークション」。
海外の大手オークションと同じ業態で運営されており本格的なオークションを行っています。
取扱いは美術品である絵画や版画や彫刻、骨董品の他、ジュエリーやウォッチなど様々なジャンルにわたっているのが特徴です。
2-4.Mallet Japan
2005年に設立したコンテンポラリーを中心に扱うオークションハウスです。
日本のみならず海外からも作品を集め国際市場性のある作品をメインに取り扱っています。
ニューエイジを担う作家も積極的に開拓し新しい層のコレクターの発掘やマーケットの発展も目指しています。
2-5.ヤフオク!
ヤフオク!はYahoo!JAPANが運営する日本最大級のネットオークションサイトです。
アパレルやスポーツなどアート以外の取扱いも多岐にわたります。
2-6.iART acution
2008年から美術品の公開オークションを定期的に行う「iART acution」。
様々なジャンルを取り扱っているのが特徴です。
- 東洋美術
- 西洋美術
- 現代美術
- 中国美術
18年にはピカソ作「泣く女」が国内最高の10億円で落札され話題になりました。
2-7.A.C.N. AUCTION
日本画や掛け軸、油彩、水彩、版画など絵画中心に取り扱うオークションハウス「A.C.N. AUCTION」。
毎月1回特設のオークション会場でライブ競売方式の一般公開オークションを開催します。
2-8..エスト・ウェストオークションズ
国内で最も歴史のあるオークションハウス「エスト・ウェストオークションズ」。
1984年創業でアール・ヌーボーやアール・デコでの評価が顕著です。2008年に日本美術と古美術を取り扱う買いsっやと合併し同じ年に香港でオークションを行いました。
国内のみならず海外でも人気のあるオークションハウスです。
2-9.日美アートオークション
近代絵画や近代とうげいを得意とする中国朶雲軒オークションの日本代理店「日美アートオークション」。
中国の大手オークションハウスとの提携により日本絵画だけでなく中国絵画や掛け軸などの海外出品ができるため、中国絵画を狙っている方におすすめです。
2-10.CBAアートオークション
1997年よりアートのオークションを開催している「CBAアートオークション」。
入札価格を公表し長期スパンでオークションの会期を設けるためじょじょに競りあがっていく形式で取引を行っています。
3.アートオークション5選【海外】
以上、日本のアートオークション10選を紹介しました。
次に世界的に有名な海外のアートオークションを5つほど紹介します。
- クリスティーズ
- サザビーズ
- フィリップス・オークショニアーズ
- ヘリテージ・オークションズ
- ボナムス
次項で各オークションの詳細を解説します。
3-1.クリスティーズ
クリスティーズは1766年にイギリス・ロンドンで設立されたオークションハウスです。
サザビーズの長年のライバルオークションハウスです。
近年では46カ国に事務所を構え、世界中で年間350回以上のオークションを開催している最大のオークションハウスです。
絵画以外に宝石や時計、家具、楽器など幅広いジャンルを扱っているのも特徴です。
3-2.サザビーズ
サザビーズは1744年に設立された世界で最も古いオークションハウスです。
資産家「サミュエル・ベイカー」がジョン・スタンリー卿の図書館に所蔵されていた本を売却する目的で設立されました。
貴重な本を持つということは当時のステータスであり、高額で取引されました。
これがオークションの起源と言われています。
1983年にアメリカの資産家に買収され98年には公開会社となり現在は通年20億円を売り上げるオークションハウスになりました。
近年では2018年に覆面現代アーティスト「バンクシー」の代表作「Girl With Balloon」の落札が決まったのと同時に切り刻まれるという衝撃の事件が起きたオークションハウスでも有名です。
バンクシーのサザビーズオークション事件や「Girl With Balloon」についてはこちらをご参考ください。
https://media.artis.inc/guide/what-is-art/505/
3-3.フィリップス・オークショニアズ
フィリップス・オークショニアズは1976年にイギリス・ロンドン・ウエストミンスターで創業しました。
有名になったきっかけはマリーアントワネットの所有していたナポレオンの家庭用品を扱ったことで、バッキンガム宮殿で作品を販売した唯一のオークションハウスです。
アジア圏の市場に強く、シンガポールや香港、東京ジャカルタなどにギャラリーを持ち、時計のヴィンテージの取扱いに定評があります。
3-4.ヘリテージ・オークションズ
ヘリテージ・オークションズは1976年にアメリカで設立されたオークションハウスです。
アンティーク通貨のジャンルで有名でその他、コミックアートやドメインなど独特な分野も扱っています。
3-5.ボナムス
ボナムスは1793年にロンドンで創業した個人所有の国際オークションハウスで、アートの他、骨董品や自動車、宝飾品などのジャンルを取扱い年間400以上のオークションを開いています。
中でもヴィンテージカーの分野やアジア圏のアートに定評があります。
4まとめ
今回は日本と世界のアートオークションハウスについて厳選紹介しました。
最後に紹介したオークションハウスをまとめます。
【日本のアートオークション10選】
- SBIアートオークション
- Shinwa Auction|シンワオークション
- 毎日オークション
- Mallet Japan
- ヤフオク!
- iART acution
- A.C.N. AUCTION
- エスト・ウェストオークションズ
- 日美アートオークション
- CBAアートオークション
【海外のアートオークション】
- クリスティーズ
- サザビーズ
- フィリップス・オークショニアーズ
- ヘリテージ・オークションズ
- ボナムス