「実家を整理していたら絵画が出てきた」「投資目的で購入した絵画をそろそろ手放したい」など、絵画の買取を検討している方は多いでしょう。
絵画の買取を依頼する際に、失敗しないためには注意点を押さえることが大切です。
こちらの記事では、絵画の買取が成功するように、気をつけるべき注意点を紹介します。
また、高額買取をしてもらうためのコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.絵画の買取を失敗しないための注意点
絵画の買取を依頼する場合は、正確に査定をしてもらう必要があります。
また、できれば高値がついたほうが助かるでしょう。
絵画の買取を失敗しないためには、以下の注意点を押さえておくことが大切です。
1-1.実績のある業者に依頼する
絵画の買取を謳う業者は多数存在します。
しかし、全ての業者に豊富な実績があるとは限りません。
買取を依頼する際は、実績を多く持つ業者を選ぶことが非常に重要です。
多くの人が買取を依頼する業者は、信頼度が高い証といえます。
安心して査定を任せるためにも、複数の買取業者を比較して、より実績の多い業者を見つけましょう。
1-2.販路を多く持つ業者に依頼する
買取業者によって販路が異なる点も押さえておきたいポイントです。
販路が限られている業者は、ジャンルに偏りがあるため注意しなければなりません。
例えば、洋画を専門に取り扱う業者に日本画の買取を依頼しても、断られる可能性が高いでしょう。
一方、多くの販路を持っている買取業者であれば、さまざまなジャンルの絵画に対応しています。
また、海外とつながりがある買取業者もおすすめです。
日本の市場とは相場が異なるため、想定より高い価格で買い取ってもらえることも少なくありません。
1-3.絵画専門の鑑定士に依頼する
絵画は、美術専門店や骨董専門店で買取を依頼することが可能です。
しかし、美術や骨董の専門家は、絵画だけでなく陶芸や茶道具、彫刻などさまざまなアート作品を取り扱っています。
鑑定士にも得意分野があり、絵画以外を専門に扱う鑑定士に依頼すると、正確な査定が受けられない可能性があるため注意が必要です。
絵画の買取を依頼する場合は、絵画専門の鑑定士が在籍する業者に依頼しましょう。
2.絵画の買取を依頼する方法
絵画の買取を依頼する方法は、多岐に渡ります。
主な方法として挙げられるのが以下の3つです。
それぞれの買取方法について詳しく解説します。
2-1.絵画買取専門業者
絵画の買取に特化している業者です。
基本的に買取が業務の主体であり、資金力を持ち合わせている業者が多いのでスムーズに買取してもらえます。
また、絵画作品は非常に繊細であり、自分で搬入して査定を受けることに抵抗がある方も多いでしょう。
しかし、絵画買取専門業者であれば、自宅まで査定に来てもらえるケースが多く、プロに仕事を任せられるので安心です。
ただし、絵画を含む美術品の買取専門業者は多数存在するため、より専門的な知識を持つ業者を選ぶようにしましょう。
2-2.インターネットオークション
近年、スマートフォンやパソコンの普及により、インターネットオークションで絵画を売る方が増えています。
自分の裁量で気軽に絵画を売却できるため、専門業者が間に入ることを億劫に感じる方に向いているでしょう。
ただし、出品から配送まで、全ての工程を自分で行わなければなりません。
また、個人間の取引になるため、慎重に行わなければトラブルに発展する可能性があります。
2-3.アート専門オークション
絵画や美術品を専門に扱うオークション会社を活用する方法です。
著名なオークション会社として「クリスティーズオークション」や「サザビーズオークション」などが挙げられます。
依頼すると、出品から落札者とのやりとりまでオークション会社に任せられるので安心です。
ただし、海外の著名なオークション会社では、取り扱う作家が限られている可能性があります。
アート専門オークションを利用するなら、国内のオークション会社を選ぶのもひとつの手段です。
Artisは、アート作品に特化したECプラットフォームです
アート作品の出品者と購入者をつなぎ、近代美術や現代美術などジャンルを超えて作品の売買をサポートします。
絵画を売る方法を検討している方は、ぜひご活用ください。
サービスの詳しい内容は以下のページからご覧いただけます。
https://about.artis.inc/#service
3.絵画を高く買取してもらうコツ
絵画の買取を依頼するなら、できるだけ高値をつけてほしいと思う方は多いでしょう。
高く買取をしてもらうためには、コツを押さえることが大切です。
絵画を高く買取してもらうコツを3つ紹介します。
3-1.証明書や資料を添付する
作品によっては、証明書や資料が備わっているケースがあります。
こうした付属品の有無は、買取価格に大きく影響するため、手元に残っている場合は添付した上で買取を依頼しましょう。
また、作家の署名が入った「共箱(ともばこ)」がある作品も同様に添付する必要があります。
3-2.額に入れる
絵画の多くは、額に収まっています。
額は、作品の見栄えに影響するだけでなく、運搬時に破損しないために大切なアイテムです。
また、買取時にも額の存在が大きく関係します。
絵画自体だけでなく額も査定対象となるので、合わせて買取を依頼しましょう。
深い装飾が施されている額は、隙間にホコリがたまりやすくなります。
買取を依頼する前に、掃除をしておくと印象がよくなるでしょう。
3-3.メンテナンスをする
絵画は、劣化しやすいため丁寧なメンテナンスが欠かせません。
例えば、カビやシミが発生した状態では、買取価格が下がる可能性が有ります。
絵画を買取に出す予定がある場合は、普段から注意して管理することが大切です。
高温多湿になるスペースには置かないように、換気のよい部屋に保管しましょう。
また、買取前には柔らかい布や筆を使ってホコリを落とすこともおすすめします。
ただし、絵画は繊細なので、自分でメンテナンスができない場合は、専門家に依頼したほうが賢明です。
4.まとめ
今回は、絵画の買取に関する注意点を解説しました。
作家や作品の状態、買取を依頼する時期によって、絵画の値段は大きく変わります。
また、鑑定を担当する専門家の知識やスキルも影響する要素のひとつです。
高値で買い取ってもらうためには、絵画に長けた鑑定士に依頼しましょう。
Artisは、現代アート、日本画、彫刻などさまざまなアートの買取サービスです。
経験豊富なスタッフによる査定が受けられるので、安心してご利用いただけます。
お手持ちの作品を売却したいと検討している方は、一度査定を受けてみてはいかがでしょうか。
詳しい査定方法については、下記のページをご覧ください。