アーティスト、キュレーター、映画監督、有限会社カイカイキキの創立・・・村上隆は、日々枠に囚われない自由な発想で活躍を続けています。
そんな村上隆の代表作21選を解説します。
村上隆の代表作の意味や価値を通して、今を時めく村上隆について説明。
魅力的な作品の購入方法から、気軽に村上隆に触れることのできるグッズの入手方法までご紹介します!
1.村上隆について
BTS(防弾少年団)のRMや、ビリーアイリッシュなどの隣でポーズを決めている丸眼鏡の日本人をインスタグラムで見かけたことがある方も多いと思います。彼の名前は村上隆。今、世界を舞台にマルチに活躍している現代アーティストです。
TOKYO MXのキャラクターである「ゆめらいおん」も彼がデザインを担当しました。
村上隆は、1962年、東京生まれ。 東京藝術大学美術研究科博士後期課程を修了し、日本画専攻で初めて博士号を取得しました。
村上隆は、「スーパーフラット」という概念を提唱しています。
これは、日本においては「ハイ」なものも「ロー」なものも、ごちゃまぜに全て同じように消費されてしまうという批判から生まれました。
村上隆は「スーパーフラット」を表現するために、日本の「オタク」や「カワイイ」を積極的に作品に導入しています。
村上隆は現代アーティストとして、アートをビジネスと捉えており、戦略的に自身の美術家としてのキャリアを形成しています。
日本で評価されている世界的アーティストの多くは、奈良や草間にみられるように海外で成功してからその評価を元に日本で評価をされることが多いです。
村上隆はそんな日本の逆輸入文化を上手く活用し、「日本人」としてアーティストのキャリアを築いてきました。
世界中から注目されている日本人アーティスト村上隆。
これからの活動にも、目が離せません。
村上隆のプロフィールについてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
2.村上隆の作品21選と込められた想い
村上隆の代表的な作品を21選紹介します!
村上隆は、全てを把握しきれない程の多くの作品を手掛けています。
彼の作品には、大きなプロジェクト会社の経営なども含まれているなど、従来の平面的な作品の枠を超えています。
そのため、どこからどこまでが作品なのか、ということを定義することも、難しいです。
今回はそんな中でも、村上隆の想いが特に強く感じられる作品を厳選してご紹介します。
村上隆についてもっと知りたい方、村上隆がどうして世界的に評価されているのか気になる方は、是非最後まで見てみてくださいね!
- 727
- And then シリーズ
- ランドセル・プロジェクト
- ポリリズム
- Ko²ちゃん
- HIROPON
- マイ・ロンサム・カウボーイ
- コスモスボール
- お花(フラワー)
- Tan Tan Bo
- フラワー マタンゴ
- フラワーボール
- DOB君と私
- めめめのくらげ
- ぽんこたんの花
- 3m Girl
- 五百羅漢図
- パンダ ファミリー
- あんなこといいな 出来たらいいな
- カイカイキキがいっぱい、いっぱい!
- お花の親子
2-1.727
・制作年:1996年
・作品紹介
ぼんやりとした怪しい色使いの背景の上に、大きく牙を向いたアニメーション風のキャラクターが描かれています。
このキャラクターは「DOBくん」と名付けられており、村上隆の作品に繰り返し登場するキャラクターです。
・作品に込められた想い
日本画の技法を用いながらも、現代的なアニメのモチーフを使用しているのがこの『727』です。
日本画の技法と「DOB君」の融合は、村上隆の提唱している「スーパーフラット」をよく表現しています。
文化と流行を一枚の作品上で融合させる村上隆の試みは、とても魅力的なチャレンジです。
2-2.And then シリーズ
・制作年:1997年
・作品紹介
村上隆の作品に度々登場するキャラクター「DOB君」がニヤリとした表情でこちらをみているのが描かれています。
大きな耳やキラキラとした瞳からは、あの有名な夢の国に住むアメリカのキャラクターや日本の猫のキャラクターを想起させます。
・作品にこめられた想い
「DOB君」の「DOB」とは、「おしゃまんべ」と「どぼじで、どぼじて」というフレーズをローマ字表記にしてたときの、最初の3文字からきています。
それぞれの言葉はコメディアンのギャグや漫画から来ており、特に意味はありません。
有名キャラクターにみられる「市場相続の秘密」を覆したいという想いをキャラクターを通して考えることができるはずです。
2-3.ランドセル・プロジェクト
・制作年:1992年
・作品紹介
稀少動物としてワシントン条約で取引が禁止されている動物の皮を使用したランドセルを制作し、展示するというプロジェクト。
壁に飾られているランドセルは皮肉にも、どれもとっても「可愛い」ものばかりです。
・作品にこめられた想い
「可愛い」から、購入する。しかし、その「可愛い」の裏側には何があるのでしょうか。
村上隆はこの作品を通して、日本の消費者の能天気な残酷さや、美術を鑑賞するという行為そのものへの問いを投げかけています。
2-4.ポリリズム
・制作年:1992年
・作品紹介
村上隆の初期の代表作品です。黄土色の合成樹脂の塊に、タミヤの兵隊のプラモデルが大量に貼られています。村上隆はディスプレイ工房で手伝いをしていたという経験から、日本の軸としての意味を込めて合成樹脂を素材に使いました。
敗戦国である日本のおもちゃメーカーのタミヤが、戦争に勝ったアメリカの兵士のおもちゃを作っていることに村上隆は疑問を感じ、この作品が生まれました。
・作品にこめられた想い
敗戦国である日本は、アメリカのカルチャーをどのようにして受け入れてきたのでしょうか。
よくみると、作品の足元にはキャスターがついていて、自由に動かすことができます。
これは、日本の美術の基盤のなさ、不安定さを表現しています。
日本人として無意識の間にインプットされていくイメージをどう扱うかについて、考えさせられます。
2-5.Ko²ちゃん
・制作年:1997年
・作品紹介
村上隆が初めて作った等身大フィギュアの作品です。
美少女キャラクターがパンツが見えるほどに丈の短いメイド服を着ているのが特徴です。
この作品はクリスティーズのオークションでは6800万円で落札されました。
これは、当時日本の現代美術の中では最高額で、村上隆が日本のサブカルチャーを通して世界を舞台に活躍していることが証明された瞬間でもありました。
・作品にこめられた想い
村上隆の作品の中心のひとつに、日本の「オタク」カルチャーが存在しています。
ぴったりと身体に貼りついたメイド服や、誇張された胸の大きさなどは、どれも現実の女性離れしており、二次元の女性を極度に性的ファンタジーの対象としていることが伺えます。
村上隆は『Ko²ちゃん』を通して日本の「オタク」カルチャーを世界に発信しました。
2-6.HIROPON
・制作年:1997年
・作品紹介
極端に大きな胸と乳首から出ている母乳で縄跳びをしている様子を表現している等身大フィキアです。
とても過激な造形は注目を集め、クリスティーズのオークションでは2002年に約4890万円で落札されました。
あとで紹介する作品『マイ・ロンサム・カウボーイ』と対になっています。
・作品にこめられた想い
「ひろぽん」という名前は、メタンフェタミンという覚醒剤の名前からきています。
村上隆は、この作品においても、日本の文化はどのようにして消費されてきたのかということに対して、疑問を投げかけています。
2-7.マイ・ロンサム・カウボーイ
・制作年:1988年
・作品紹介
「HIROPON」の次に作られた男性等身大フィギュアで、村上隆を代表する作品の中でも最も有名なものです。
ツンツンとした金髪に青い目をした少年からは日本の有名な漫画の主人公が連想されます。
彼は自分のペニスを握り、ペニスからは投げ縄のように彼の周りを一周するように精液が造形されています。
2008年には、ザザビーズのオークションにて、日本人アーティストとして最高額の16億円で落札されました。
・作品にこめられた想い
「My Lonesome Cow Boy」を日本語にすると「ひとりぼっちのカウボーイ」となります。
作品をよくみてみると、ツンツンとした金髪や覇気に溢れた表情に対して、身体は細く、貧弱そうです。
日本文化に根ざしている歪んだ欲望の形をとてもよく表現している作品です。
村上隆のフィギュアについてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
2-8.コスモスボール
・制作年:2000年
・作品紹介
村上隆の作品によくみられる花のモチーフにまるい生き物がまたがっています。
色々なモチーフがごちゃごちゃ混ぜになって組み合わされていても、つるんとしたフォルムでまとめられることで、何となく「かわいい」と思ってしまうことに不思議さを感じます。
現在はハワイのホノルル美術館に収蔵されています。
・作品にこめられた想い
村上隆の制作のテーマのひとつである「かわいい」がわかりやすく表現されている作品です。
村上隆はハイアートとロウアート(=アニメや漫画などのサブカルチャー)の境界を曖昧にする表現を行っています。
その表現は、世界中から注目されており、この作品にみられるように、これからも地球を中心に、活動の幅を広げていくでしょう。
2-9.お花(フラワー)
・制作年:2002年
・作品紹介
村上隆といえばこの、顔のある花を思い浮かべる方も多いと思います。
真っ青な空の手前に描かれているカラフルなお花の表情は、よくみると笑顔だったり、目を閉じているものがあったりして面白いですね。
・作品にこめられた想い
はっきりとした色使いと「かわいい」キャラクターには一見親しみやすさを感じます。
ですが、花が開いたあとの全く同じ笑顔をみていると、少し怖い気持ちになるような感覚になるのが不思議です。
2-10.Tan Tan Bo
・制作年:2004年
・作品紹介
「DOB君」が大きく目を見開き、口からは色々な色の液体が噴出されています。村上隆が子供の時に読んだ「ゲゲゲの鬼太郎」(水木しげる)に出てくる妖怪が基となり、子どものときの記憶が表現されています。
「DOB君」は村上隆の分身であると言われており、この作品ではプレッシャーに押し潰されそうになっている葛藤が感じられます。
・作品にこめられた想い
戦略的にアーティストとしての活動を行っている村上隆ですが、今までに前例のない自らの人生を歩んでいくことは、簡単なことではありません。
迷いの中でも、ひたむきに芸術と向き合い、葛藤している村上隆の想いは、作品をみる人間の心を揺さぶります。
2-11.フラワー マタンゴ
・制作年:2006年
・作品紹介
村上隆の代表的なモチーフであるお花が咲き乱れ、増殖していくような勢いを持つこの作品は、フランスのベルサイユ宮殿でも展示されました。
フランスベルサイユ宮殿での展示は、ジェフ・クーンズやグザビエ・ヴェイヤンといった世界のトップ現代アーティストによって行われており、そこに肩を並べている村上隆が作る作品の魅力は、やはり底知れぬものです。
・作品にこめられた想い
「マタンゴ」というタイトルの日本の特撮ホラー映画に出てくる、放射線を浴びて突然変異した生物から着想を得てこの作品は制作されました。
「かわいい」色使いやキャラクターなのにも関わらず、どこか気持ち悪さや狂気を感じるのは、村上隆の提唱している「スーパーフラット」という日本文化の持つ歪みそのものなのでしょう。
2-12.フラワーボール
・制作年:2008年
・作品紹介
色々な種類が展開されている「フラワーボール」は、村上隆のオフセットリトグラフ(=大量印刷ができる版画の技法)のシリーズです。
日本の「かわいい」カルチャーに対する疑問を、大量の作品を生産することによって投げかけています。
・作品にこめられた想い
たくさんのフラワーが描かれているこの作品は、一見、ファンシーな「かわいい」世界のように思えます。
しかし、数が沢山並べられることによって、まるで量産された中身のないもののように感じられます。
球体は、私達が生きる地球を連想させ、「かわいさ」の中に含まれた狂気を伝えてくれています。
2-13.DOB君と私
・制作年:2006年
・作品紹介
可愛くデフォルメされた村上隆自身と「DOB君」が中央で笑い合い、その背景には大量のお花が咲いています。
「DOB君」もお花も、村上隆の作品において自身の考えを表現するために何度も何度も登場しているモチーフです。それらと村上隆が作品の中で一緒に存在している象徴的な作品です。
・作品にこめられた想い
この作品に登場している村上隆、「DOB君」、そしてお花。
それらは全て笑顔です。
しかし、お互いにどこに向かって笑っているのか良く分からず、それぞれが目を合わせることもしていません。
使われているカラフルな色使いに反して、どこか見ている側に不安を覚えさせる作品です。
2-14.めめめのくらげ
・制作年:2001年
・作品紹介
村上隆が初めてチャレンジした映画作品です。原案、キャラクターデザイン、監督を村上は全部自分で行いました。
こどもにしか見えない「フレンド」と子供たちとの交流を、CGと実写の融合によって表現しました。主題歌は初音ミクが歌いました。
「めめのくらげ2」が公開される予定でしたが、資金不足によって制作が断念されました。
・作品にこめられた想い
この作品で「映画」という新しいジャンルにチャレンジした村上隆。
よりたくさんの人に、自分自身で人生を描いていくことの大切さが伝わって欲しい、という強い想いによって、実現した作品です。
2-15.ぽんこたんの花
・制作年:2011年
・作品紹介
オフセットリトグラフで制作されたこの作品は、村上隆の代表的なモチーフであるお花がとにかく大量に書きまくられています。
村上隆が代表をしているアニメーション制作会社「スタジオポンコタン」(現:Kaikai kiki Animaition Studio PONCOTAN)と同じ名前の作品です。
・作品にこめられた想い
村上隆は現在「カイカイキキ」という名前の会社を経営しています。
現在では東京都元麻布に本社を構え、埼玉県三芳町に制作スタジオ、中野ブロードウェイにはカフェとギャラリー、北海道札幌にCGアニメーションスタジオ、京都にもオフィスを持つアートの総合商社です。
村上隆はひとつのキャラクターの想像から、会社の経営も同じように「現代美術」の表現の一つと捉え、活動の幅を日々広げていっています。
2-16.3m Girl
・制作年:2011年
・作品紹介
作品名の通り、270×97×120cmという超巨大サイズのメイドさんフィギュアの彫刻作品です。塗装はオイルペイントで、ファイバーグラス・プラスチック・鉄の組み合わせで作られています。
Seiji Matsuyamaの原画を元に、造形師BOME(海洋堂)とコラボして実現されました。
「ワンダーフェスティバル2013」にて発表された作品で、圧倒的な存在から大変注目を浴びました。
・作品にこめられた想い
この作品でも、今までの等身大フィギュアシリーズと同じように、欲望の歪みが表現されています。
「かわいい」と感じることと気持ち悪さや不快感が、どのように混ざり合っているのかということについて考えさせられます。
2-17.五百羅漢図
・制作年:2012年
・作品紹介
全長100メートルに及ぶ超大作で、最終的には全国の美大生を含む200人以上のメンバーで制作が行われました。
作品は、東日本大震災後にいち早く支援の手を差し延べてくれたカタールへの感謝を込めて、震災の翌年2012年にドーハで発表されました。
・作品にこめられた想い
2011年に起こった東日本大震災のとき、村上隆はテレビのドキュメンタリー番組で「(亡くなった)お父さん、お母さんが空から見ているから大丈夫」といった言葉を大人が子どもに語りかける場面に出合い、「宗教が生まれる瞬間をみた」といいます。
そこから、宗教的な意味の強い「五百羅漢図」を村上隆は題材に選択しました。
芸術という視点から宗教について考えさせられるきっかけを与えてくれる作品です。
2-18.パンダ ファミリー
・制作年:2016年
・作品紹介
可愛らしくも目をしっかりと見開いているパンダが、球体の上に乗っています。よくみると、その球体は骸骨の塊・・・。
球体は私達の住んでいる地球を連想させます。
地球の上に存在している、パンダにデフォルメされている私たちの姿を描いた作品からは、「家族」とは何かということを考えさせられます。
・作品にこめられた想い
村上隆は多くの影響を高畑勲、宮崎駿らの作品から受けています。
この作品でも描かれている「パンダ」のモチーフは彼らの作品である「パンダコパンダ」「パンダコパンダ雨降りサーカス」とに大きな影響を受けているそうです。
モチーフを受け継ぐことと、「家族」として命を繋いでいくことには、これから人類が地球上で、どのように生を繋いでいくのかということを考えるきっかけを与えてくれます。
2-19.あんなこといいな 出来たらいいな
・制作年:2017年
・作品紹介
「あんなこといいな できたらいいな」というのは、多くの日本人が口ずさめる程に有名な、『どらえもん』の取材歌の冒頭ですね。
ずっと見ているとふらっときてしまいそうな程に、画面いっぱいにたくさんのキャラクターがぎゅっと敷き詰められて描かれています。そのあまりの多さは、錯視の原理を利用したオプアートのようでもあります。
・作品にこめられた想い
この作品の中には、「どらえもん」の作者である藤子・F・不二雄先生も描かれています。藤子・F・不二雄先生は、「マンガは芸術だよ」と言い、いつもベレー帽を被っていたそうです。
芸術としてマンガに真摯に向き合った藤子・F・不二雄先生と、漫画やアニメをベースに現代美術という世界で活躍する村上隆。そのような二人だからこそ、村上隆の「どらえもん」とのコラボによって生まれた作品は、魅力的なのでしょう。
2-20.カイカイキキがいっぱい、いっぱい
・制作年:2017年
・作品紹介
画面から溢れてしまいそうな程に描かれたキャラクターたちのくるくると変化する表情に、思わず目が回ってしまいそうなこの作品。
ボストン美術館で行われた村上隆の展示において、メインビジュアルとして発表されました。
・作品にこめられた想い
ボストン美術館で行われた村上隆の展示は「村上隆:奇想の系譜」というタイトルで行われました。
この展示は、「系譜」という言葉の通り、歴史的な日本の美術作品と村上隆の作品を並べて展示するという画期的な試みでした。
とても大きな舞台で、日々活躍する村上隆。その舞台で共演するのは、決して今を生きる人間だけではないことが、この作品や展示から分かります。村上隆は、時を超えて「日本人」を代表した表現活動を続けています。
2-21.お花の親子
・制作年:2020年
・作品紹介
金色の巨大なお花の親子の彫刻です。
正面からだけではなく、様々な角度からみても、お花をみつけられるようになっており、見る場所を変化させることによって、作品から様々な表情を読み取ることができます。
これは3Dソフトウェアを使用したことによって、死角をつくらないようにしたという村上隆のこだわりから実現しました。
・作品にこめられた想い
この作品は、六本木ヒルズの「アートを通して未来への希望をつなぐ夢」というプロジェクトの第一弾として制作されました。
日本人として西洋中心の現代美術という舞台で活動している村上隆は、普段は現代美術のターゲットとなりにくい子どもに向けて作品制作を行ったそうです。
展示期間中は同会場で「お花カフェ」もオープンされ、「お花」モチーフのドリンクやスイーツは大盛況だったそうです。
3.村上隆の作品を購入する方法
村上隆の作品を購入するおすすめの方法は以下の通りです。
【村上隆の作品|おすすめ購入方法】
- 画廊での購入
- 「Zingaro」(村上隆の経営する直営ショップ)を利用する
- インターネットでの購入
村上隆の作品は購入することが可能です。
以上の購入方法のメリット・デメリットを表にしてみました。
お近くの画廊や百貨店やインターネットをぜひチェックしてみてくださいね。
購入方法 |
メリット |
デメリット |
画廊 |
・画廊のスタッフから作品の説明を受けられる ・今後人気になりそうなアーティストを見つけられる ・入店は無料 |
・入店のハードルが高い ・手軽に買える価格帯の作品が少ない |
「Zingaro」 |
・直営のため、贋作の心配がない ・村上隆の教育を受けている若手アーティストの作品も知ることができる |
・過去作品の取り扱いはしていない ・取り扱い作品が少ない(グッズの販売がメイン) |
インターネット |
・販売価格がお手頃な作品もある |
・購入する絵が贋作の可能性がある |
ぜひ、表を参考にして村上隆の作品の購入を検討してみてくださいね。
4.現代アートを購入するならArtisの利用がおすすめ!
現代アートの購入を考えている人には「Artis」のサービスの利用がおすすめです。
「Artis」とは絵画の販売者と購入者を仲介する「アートECプラットフォーム」で購入者はオンラインで簡単に購入したい絵を探すことができます。
以下にArtis利用のメリットを紹介しています。
ぜひ、現代アートを購入する際はアプリの利用を検討してみてくださいね。
【「アートECプラットフォーム」Artisのメリット一覧】
- 会員登録、月額利用料が無料
- オンラインでアート作品の出品と購入が完結する
- アートフェア出展の人気ギャラリーからの出品が多数ある
- 出品審査制で、運営側の品質管理がされている
- アーティスト・ギャラリー・価格・大きさ・色など、検索条件を絞って好みの作品を探せる
- 現代アート・近代アート・フィギュア・写真など、幅広いジャンルの作品が購入できる
- すべての作品に価格が明記されているため、安心して購入ができる
4-1.:村上隆作「夏の青空に飛行機雲」
Artisでも、村上隆の作品を取り扱っています。
こちらは「夏の青空に飛行機雲」という作品です。
カラフルな色使いに村上隆の代表的なモチーフの「お花」が描かれたシルクスクリーンの作品です。
おしゃれなこの作品は、どんな空間にも、アクセントを加えれくれるはず。
5.村上隆は高額な作品だけじゃない!おすすめグッズ7選
5-1.UNIQLO 限定 ドラえもん × 村上隆 コラボ ぬいぐるみ
村上隆とドラえもん、そしてユニクロのコラボレーションによって生まれたグッズです。
世界的アーティストである村上隆のモチーフを身近に身につけられる魅力的な企画ですね。
5-2 .カイカイ & キキ ポスター
「かいかい」と「きき」が大量に描かれたポスターです。
目が回る程に敷き詰められた村上隆のキャラクター達の豊かな表情に勇気付けられます。
5-3.DOB-kun フィギュア
MOMA(ニューヨーク近代美術館)とのコラボレーションで、数量限定で製造されたのがこちらのフィギュアです。
キュルンとしたフォルムがとっても可愛らしく、魅力的ですね。
5-4.キーホルダー
村上隆の代表的なモチーフであるお花を使用したキーホルダー。
ぱっと明るい表情で、使い手のテンションも上げてくれそうです。
5-5.ステッカー
アートグッズ初心者の方におすすめしたいのが、こちらのステッカーです。
どこかに貼ってつかうのでもよし。
観賞用にするのもよし。
持ち主の自由に、身の回りのものをおしゃれに彩ってくれます。
5-6.バッチ
村上隆の作品デザインを用いたバッチは、様々な種類が展開されています。
たくさんの個性光る中から、自分のお気に入りのひとつが見つかるといいですね。
5-7.マグカップ
最後に紹介するのはマグカップ。
ひとりのときに使っても、家族や恋人と使っても、村上隆のポップで可愛いデザインは使い手の心を明るくしてくれます。
大切なコミュニケーションのひとときのスパイスになってくれるはずです。
村上隆のグッズについてはこちらでもっと詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてお読み
ください。
6.まとめ
この記事では、村上隆がどのようにして今のトップアーティストとしての地位を築いていったのかについて解説しました!
確実な努力を積み重ねていったからこそ、今の「村上隆」というブランドが出来上がったことを知ると、勇気がもらえますね。
また、代表作を通して、村上隆の思想や作品を通して伝えたい想いなどを紹介し、そんな熱い想いを感じられるグッズがどこで入手できるのかについても書きました。
まだまだ変化を続けていく村上隆のこれからが、本当に楽しみです。