親族や知人などから絵をもらったけれど、自宅に飾る場所がなく処分に困っている方は多いと思います。
絵画といえば、「高く売れる」というイメージもあるため売却を検討している方もいるのではないでしょうか。
今回は、もらった絵の処分方法と合わせて、高く売る方法も解説します。
1.もらった絵の処分方法
絵は、作者が思いを込めて描いたものであり、どうしても気軽に処分しにくいものです。
もらった絵であれば、尚更どのように処分するべきか悩んでしまうでしょう。
絵の処分方法は、主に以下の5パターンあります。
絵の状態やもらった状況に合わせて処分方法を検討しましょう。
1-1.ゴミとして処分する
思い切ってゴミとして処分するのもひとつの手段です。
特に、もらった絵の状態が悪い場合は、自治体の指示にしたがってゴミの日に出してもよいでしょう。
基本的に、キャンバスや紙に描かれた絵は可燃ゴミに該当します。
ただし、サイズが大きな絵や額に入っている絵は粗大ゴミに分類されるケースもあるので、事前に確認してから処分しましょう。
1-2.施設に寄贈する
絵の状態がよい場合は、NPO法人が運営する施設や病院などに寄贈する方法もあります。
ゴミとして捨てるよりも、誰かの役に立てたほうがよいと考える方におすすめです。
無名作家の作品でも、施設を明るくしてくれるような題材であれば喜ばれるケースも多いでしょう。
ただし、全ての施設で寄贈を受け付けているわけではありません。
無理に寄贈すると迷惑になるため、事前に寄贈を受けているか確認してから持ち込みましょう。
1-3.ネットオークションで売る
個人間で取引するネットオークションでも様々な絵が出品されています。
著名な作家に限らず、需要があれば無名作家の絵も高値で落札される可能性があるため、出品してみるのもよいでしょう。
ただし、ネットオークションは、出品から落札、発送まで個人でやりとりしなければなりません。
そのため、場合によってはトラブルに発展するリスクもあり、十分に注意して出品することが大切です。
1-4.画廊に引き取ってもらう
著名な作家の絵であれば、画廊に引き取ってもらう方法もよいでしょう。
画廊が取り扱っている作家にマッチすると、高値で買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、画廊ごとに得意とするジャンルや作家が異なるため、対象外となる作家も少なくありません。
事前に、どのような作家の作品を取り扱っているかを確認してから相談するとスムーズです。
1-5.アートオークションに出品する
美術品や絵画専門のオークションに、もらった絵を出品する方法もあります。
海外のアートオークションであれば「サザビーズ」や「クリスティーズ」が有名です。
また、日本にも「SBIアートオークション」や「シンワオークション」などがあるので、アートオークションを利用したことがない方でも、相談しやすいでしょう。
ただし、アートオークションの多くは、著名な作品やクオリティが高い作品を取り扱っています。
そのため、無名作家の絵は出品できないケースがほとんどです。
1-6.絵画専門の買取業者に引き取ってもらう
不要になった絵画の買取を行う専門業者に相談する方法もおすすめです。
実績豊富な業者を選ぶと、絵画の価値を適正に判断してくれます。
価値が分かりにくい無名作家の絵も、相場に合わせて買い取ってもらえる可能性があるため、もらった絵の処分に困っている方でも利用しやすいでしょう。
また、出張鑑定に対応している業者であれば、デリケートな絵を自分で持ち運ぶ必要がなく、安心して査定を依頼できます。
Artisは、アート作品に特化したECプラットフォームです
アート作品の出品者と購入者をつなぎ、近代美術や現代美術などジャンルを超えて作品の売買をサポートします。
もらった絵の処分方法を検討している方は、ぜひご活用ください。
サービスの詳しい内容は以下のページからご覧いただけます。
2.もらった絵を高く売るコツ
もらった絵を捨てるのは忍びないという方は、売却する方法が適しています。
せっかくなら高く売りたいという方も多いでしょう。
続いては、もらった絵を高く売るためのコツを紹介します。
2-1.付属品も合わせて売る
絵には、作家を証明する書類や、価値が記載された鑑定書などが備わっていることがあります。
これらは、査定をする際の証拠となるため、売却時には必ず合わせて持ち込むようにしましょう。
また、額がある場合も、額に入れた状態で売却することが高く売るポイントです。
2-2.ホコリや汚れを取ってから売る
もらった絵を長年保管していた場合は、ホコリや汚れ、カビなどが付着しています。
ホコリは、柔らかい筆や乾いた布を使って丁寧に払い落としておきましょう。
ただし、乾いた布では落としきれない汚れやカビを無理に拭くと絵が破損する可能性があります。
絵はデリケートなものであり、本来であれば専門家に掃除を依頼しなければなりません。
難しいと判断した場合は、絵の価値を損なわないように、汚れがついたまま買取業者に持ち込みましょう。
3.まとめ
今回は、もらった絵の処分方法について解説しました。
絵の処分方法は多岐にわたるため、絵の状態を踏まえながら適した方法を選ぶことが大切です。
判断に困ったときは、専門家に相談するとよいでしょう。
Artisは、現代アート、日本画、彫刻などさまざまなアートの買取サービスです。
経験豊富なスタッフによる査定が受けられるので、安心してご利用いただけます。
お手持ちの作品を売却したいと検討している方は、一度査定を受けてみてはいかがでしょうか。
詳しい査定方法については、下記のページをご覧ください。