奈良美智の犬の彫刻「あおもり犬」が気になっている方はいませんか?
あおもり犬とはサイズ高さ8.5メートル、幅6.7メートルの青森県立美術館にある巨大な作品です。
実は奈良美智の犬はもう1匹いるんです!
当記事では2匹の犬以外に奈良美智の犬グッズ、作品を生で見る方法をご紹介します。
ぜひご参考ください。
1.あおもり犬の作者「奈良美智」とは
奈良美智(読み方:ならよしとも)とは世界的に注目を集めている日本の現代アーティストです。
代表作は当記事で紹介する「あおもり犬」など立体作品の他、こちらを睨みつけるような少女をモチーフにしたドローイングやアクリル絵具による絵画が有名でMoMA(ニューヨーク近代美術館)やロサンゼルス現代美術館に作品が所蔵されるなど日本の現代美術の第二世代を代表する一人です。
少女の絵についてもっと知りたい方はこちらで解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
2奈良美智の犬といえば「あおもり犬」
さっそく本題に入りますが奈良美智の犬の作品について詳しく知りたい方が多いと思います。
奈良美智の犬といえば青森美術館の屋外スペースに展示されている「あおもり犬」です。
2006年に制作されたあおもり犬は高さ8.5メートル、幅6.7メートルもある巨大な彫刻です。
犬の下半身は地中に埋もれているのが特徴です。
「なぜあおもり犬って地中に埋まってるの?」と思う方も多いでしょう。
あおもり犬が展示されている青森県立美術館のすぐとなりには日本で最大級の縄文時代の集落の跡地「三内丸山遺跡」があります。
青森県立美術館が建設される時のテーマが「遺跡の発掘現場」となっており、あおもり犬も「今まさに発掘の最中」というコンセプトのもと地中に埋まっているのです。
うつむき、どこか寂しげなその姿は奈良美智本人が子犬を飼えずに山に置き去りにしてきた幼少期の体験から。
角度によって違った印象を受ける不思議な作品で、うしろにまわったり一緒に写真を撮ったり、館内で最も愛されるスポットになっています。
冬になると帽子のように頭に雪がつもったり季節によって表情を変えるので年間を通して楽しめる作品です。
2-1.奈良美智の犬は一匹じゃない!
奈良美智の犬といえば、青森県立美術館に展示されている「あおもり犬」が有名ですが、実は弘前れんが美術館にも1匹、奈良美智の犬が展示されていることをご存じでしょうか?
全長4.5m・高さ3mとあおもり犬に比べると小型な作品です。
この犬の名前(作品名)は『A to Z Memorial Dog』
滑らかなボディーで四つ足で立ち、少し首をかしげたその表情は微笑んでいるのかとても穏やかな顔をしています。
私的には祈っているようにも感じました。
記事の最後でもう1匹の奈良美智の犬へのアクセスを紹介していますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
3.奈良美智の犬のグッズ3選
奈良美智の犬の代表作品「あおもり犬」についてご紹介しました。
奈良美智の犬作品に興味をもっていただけると幸いです。
中には「グッズが欲しい!」と思ってくれた方もいらっしゃるでしょう。
そこで奈良美智の犬のグッズを5つほどご紹介します。
- ぬいぐるみ
- あおもり犬貯金箱
- 犬ラジオ
3-1.犬(パップキング)のぬいぐるみ
奈良美智 ぬいぐるみ [Pup King(mini)]
¥1,980(税込)
「Pup King(パップキング)」シリーズはラムフロムが企画制作を手がけた奈良美智の犬のグッズです。
ラムフロム HINKA RINKA 銀座店(東急プラザ銀座 3F)と奈良美智展覧会の会場でしか買えません。
ふわふわな触り心地や長いまつげとちょっと微笑んでいる口元がキュートで衝動買いしたくなるぬいぐるみです。
3-2.あおもり犬貯金箱
あおもり犬貯金箱は青森県立美術館の10周年を記念して同館のミュージアムショップ限定で発売されたグッズです。
3-3.犬ラジオ
奈良美智の犬をモチーフにしたラジオ「Doggy Radio」。
ワイヤレス接続も可能でラジオとしてはもちろん、そのまま置いておいても可愛いですね。
4.奈良美智の犬を見るなら「青森県立美術館」
奈良美智の「あおもり犬」は青森美術館で見れます。
あおもり犬の他、奈良美智がデザインした「八角堂」のなかに「Miss=Forest」が展示されており、同作品は高さ6メートルを超える野外彫刻です。
奈良美智の収納作品数も170点以上と多く、奈良美智の作品を見るために国内のみならず海外からも来訪者が訪れています。
- 住所:青森市安田字近野185
- 電話番号:017-783-3000
- 開館時間:10月1日〜5月31日 9:30〜17:00、6月1日〜9月30日 9:00〜18:00 ※いずれも入館は閉館の30分前まで
- 休館日:第2・第4月(祝日の場合は翌日)、年末年始
奈良美智のあおもり犬へのアクセスはこちら▼
6.もう1匹の奈良美智の犬なら「弘前れんが倉庫美術館」
レンガ造りの弘前れんが美術館はもともとシードル工場として使われていた建物です。
改修して美術館となったこの建物のエントランスを抜けるとすぐに、もう1匹の犬が出迎えてくれます。
- 住所:青森県弘前市吉野町2-1
- 電話番号:0172-32-8950
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始※弘前さくらまつり及びねぶたまつりの期間中は前日開館
- 閲覧料:展覧会により観覧料が異なります
観覧料はその時、展示で変わるものの、私が見た時は一般1,300円(1,200円)、学生1,000円(900円)※()内は20名以上の団体料金と記載されていました。
アクセスはこちら▼
5.まとめ
今回は奈良美智の犬の作品「あおもり犬」ともう1匹の犬「A to Z Memorial Dog」をご紹介しました。
あおもり犬は青森県立美術館に展示されている巨大な彫刻です。
角度によって違った印象を受ける不思議な作品で、うしろにまわったり一緒に写真を撮ったり、館内で最も愛されるスポットになっています。
奈良美智の犬グッズもご紹介しましたのでぜひ気になる方はご参考ください。