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ダニエルアーシャム

ダニエルアーシャム

1980年アメリカのオハイオ州生まれ。Fictional Archeology(仮想考古学)という独自のコンセプトを軸に、彫刻を中心とする立体作品からペインティング、インスタレーションなどアートの領域においても幅広く制作を行うほか、建築やパフォーマンスまで多角的に活動する現代アーティスト。生まれながらにして色覚異常であり、白を基調とした色の無い退廃的な雰囲気を持つ作品が多い。近年では色覚補正メガネをはじめとした医療の発達とスタジオチームの手助けもあり、フルカラーの作品も発表している。

1985年、水を張った水槽に3個のバスケットボールを浮かべたものを作品として発表し、新しい頭脳派彫刻作家として注目される。同作品は1991年ニューヨーク近代美術館の永久所蔵作品となる。1994年より発表した「セレブレーション」シリーズにて一躍有名となった。2019年にニューヨークで開催されたクリスティーズオークションでは、「ラビット」が約100億円で落札され、当時の現存アーティスト最高落札額を記録した。

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