1932年ドイツ・ドレスデン出身。デュッセルドルフ芸術アカデミーで学ぶ。コンラート・フィッシャーやジグマー・ポルケらと「資本主義リアリズム」と呼ばれる運動を展開。20世紀後半に登場した新欧州絵画のパイオニアであり、「ドイツ最高峰の画家」と呼ばれている。「style-less（スタイルレス）」と言われるほど、表現手法やコンセプトが多彩で、油彩画、写真、デジタルプリント、ガラス、鏡など多岐にわたる素材を用い、幅広いスタイルを同時並行に制作してきた。

パリポンピドゥー・センター、ニューヨーク近代美術館、ニューヨークメトロポリタン美術館など、世界の多くの有名美術館で個展を開催。生誕90周年画業60周年の2022年、東京国立近代美術館でも個展を開催した。2012年、ロンドンで開催されたサザビーズオークションでは、エリック・クラプトン所有の絵画「Abstraktes Bild (809-4)」が約26.9億円で落札された。2020年には香港で開催されたサザビーズオークションでは、「Bild (649-2)」をポーラ美術館が約30億円で落札した。