1938年大阪生まれ、写真家。1960年代にあえて「荒れた、ブレた、ボケた」独自の手法を使った写真を発表し、写真界に大きな衝撃を与える。
ハッセルブラッド国際写真賞、ドイツ写真家協会賞、朝日賞、毎日芸術賞、日本写真協会作家賞などを受賞。
日本のみならず、海外でも高く評価されている。
最も有名な作品は1971年「三沢の犬」で、生き物の持つ悪、二面性を表現している。海外でも「Stray dog」の名前で有名になった。2018年にはサンローランのクリエイティブ・ディレクターであるアンソニー・ヴァカレロが、自ら発信するアート・プロジェクト「SELF」に森山を起用し、「東京の夜」をテーマにパリで展示。2021年に森山のドキュメンタリー映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい」が公開。