NFTアートを購入したり売ったりしようとお考えの方はいませんか?
近年、市場の拡大が目まぐるしいNFTアート。
ただ急に拡大するサービスに問題はつきものでNFTアートも例外ではありません。
当記事ではNFTアートの問題点を5つご紹介しますので、ぜひご参考ください。
1.NFTアート5つの問題点
では早速NFTアートの5つの問題点をご紹介します。
- 問題点①法整備が追い付いていない
- 問題点②利用者が増えるにつれ手数料が上がっていく
- 問題点③今後価格が大きく下がる可能性がある
- 問題点④適正価格がわからない
- 問題点⑤マネーロンダリングの対象になる
次項で各詳細を解説します。
問題点①法整備が追い付いていない
NFTアートが話題になり始めたのは2021年と直近のため、購入者の権利や著作権、取引ルールなどの法整備が曖昧で十分ではない問題点があります。
ブロックチェーンによって二次利用や複製などはできなくなっていますが、そもそも市場に出品されているNFTアートが偽物の可能性があるのです。
NFTアートの唯一無二性を悪用して有名作品を自身のものとして出品する悪質な贋作がNFTアートの問題になっています。
購入する際はすでにある作品の著作権を侵害しているものではないか注意しましょう。
問題点②利用者が増えるにつれ手数料が上がっていく
イーサリアムのブロックチェーンを利用して作成されているNFTアートの多くはガス代が発生します。
ガス代とは手数料のことで、イーサリアムを経由して契約する「スマートコントラクト」で発生します。
ガス代は利用者の通信量に応じて価格が高くなっていくため、NFTアートが盛り上がり始めた2021ン円に入ってから急激に高騰しているのです。
ユーザーが増えることはNFTアートの活性化のため素晴らしいことですがユーザーが増えるほど手数料が高くなっていくことが問題視されています。
問題点③今後価格が大きく下がる可能性がある
NFTアートは特性上、株のような価格変動が起きる可能性があります。
現状市場規模が急激に拡大が期待されていますが新興市場であるため価格変動が激しく安定性がありません。
いきなり数十万円や数百万円の高額投資をしてしまうと価格が下落した時大きな損失になる問題があります。
問題点④適正価格がわからない
NFTアートの価格は契約書など書面を通さず買い手と売り手の需要と供給によって決まります。
このことに関してはNFTアートに限らずどんなモノやサービスでも同じです。
スーパーでタマネギを例にだすと50円の上がり下がりで購入を迷う方が多いと思います。
この場合ご自身の経験則から購入するかしないか判断するでしょう。
一方でNFTアートは適正価格がわからず価格に見合った価値があるのか購入者の判断基準や見極めが重要になるのです。
目が超えた方なら問題ないと思いますがビギナーの方からすると適正価格がわからないのは問題でしょう。
問題点⑤マネーロンダリングの対象になる
NFTアートがマネーロンダリングの対象になる問題もあります。
マネーロンダリングとは不正な取引などで得たお金を真っ当な取引で得たかのように偽装する行為です。
マーケットプレイスを利用する時は必ず運用元が明確なところや本人確認をしっかりしているところを選びましょう。
日本のNFTアートプレイスなら困った時日本語でサポートを受けれるので安心ですよ!
2.NFTアートの3つのメリット
現在、NFTアートで問題視されている事柄を5つご紹介しました。
NFTアートに限らず急速に拡大するサービスに問題はつきものです。
ただし問題があるにもかかわらず利用者が増えているのも事実です。
この章ではNFTアートのメリットを3つほどご紹介します。
- メリット①唯一性の価値を保証できる
- メリット②誰でも購入できる
- メリット③将来的に価値が上がるかもしれない
次項で各メリットを解説します。
メリット①唯一性の価値を保証できる
NFTアートはブロックチェーンを用いた代替不可能なトークンであるため「唯一性」や「希少性」を担保できるのがメリットです。
NFTアートを購入すると権利が履歴に記録され利用者間で共有管理されます。
贋作のある実物と違い唯一性の価値を証明できるのがメリットです。
メリット②誰でも購入できる
絵画や彫刻など実物のアート作品だと気軽に参加が難しいかもしれませんが、NFTアートの売買は誰でも簡単にNFTアートマーケットプレイスから売買できます。
イーサリアムなどの仮想通貨が必要ですが誰でも購入者・販売者になれるのです。
メリット③将来的に価値が上がるかもしれない
NFTアートはすでに「アート投資」の対象として見られています。
例えばBeepleが作成したNFTアート「CROSSROAD」は2020年に約600万円で落札され2021年に二次流通で約7億円で落札されニュースになりました。
NFTアートは将来的に価値が跳ね上がるかもしれないメリットがあります。
3.NFTアートの今後の展望
以上、NFTアートの問題点とそれを上回るメリットを解説しました。
そんなNFTアートですが今後どのようになっていくのか気になりますよね。
2021年のNFT取引金額は176.9億ドルで2020年の8,250万ドルと比較すると215倍に市場規模が拡大しています。
平均価格に関しては2020年に49.2ドルだったのが2021年に807.5ドルにも上昇しているんですよ!
まだNFTアートは発展途上なので変動が激しいデメリットもあるものの、この拡大スピードはさらに加速するでしょう。
4.まとめ
今回はNFTアートの問題点をご紹介しました。
最後にもう一度問題点を5つまとめます。
- 問題点①法整備が追い付いていない
- 問題点②利用者が増えるにつれ手数料が上がっていく
- 問題点③今後価格が大きく下がる可能性がある
- 問題点④適正価格がわからない
- 問題点⑤マネーロンダリングの対象になる
NFTアートは投資対象としてすでに広く認知されています。
しかしスピードが急激でまだ法整備など整っていない問題もあるのが現状です。
それ以上にメリットもありますので、こちらもまとめます。
- メリット①唯一性の価値を保証できる
- メリット②誰でも購入できる
- メリット③将来的に価値が上がるかもしれない
NFTアートの問題性についてお調べの方はぜひ当記事をご参考ください。